旧約聖書から神様の愛をあなたへ

福音伝道教団

葛西福音キリスト教会


「大切な知識」

1.テキスト「箴言1:719節」

2.タイトル「大切な知識」

3.中心聖句「箴言1:7

「主を恐れることは知識の初めである。」

4.本文「大切な知識」

 )「賢さを求めて」

 2022年度が始まろうとしています。教会の年間のみことばも掲げました。「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。」(ピリピ人への手紙2章13節)と。つきましては、4月年度初め前のいくつかの日曜日に、その備えとなる聖書個所を幾つか開き、皆様とともに学びたいと願います。

本日は箴言から「大切な知識」を学びたいと願います。そのきっかけは、最近私は牧師として能力不足を覚えたからです。そこで「池上彰」さんの著書を数冊読みました。そこには、わかりやすく人に物事を伝えるコツが記されていました。そこで私は一応神学校で学び、教団の認証も得ながら、人に伝えることに関して素人なんだと知りました。次に、池上彰さんの本のアドバイスに従い、今は、「論理トレーニング」(矢野茂樹著)を読んでいます。私はさらに打ちのめされています。私は賢くないと、よくわかりました。

これは人からの伝聞なのですが、「ユダヤ人は、きよくなりたければ詩篇を読め。賢くなりたければ箴言を読め」とあるそうです。皆様にとっても2022年度は、困難な様々な事があるかもしれません。そこで、本日は皆様とともに箴言を開き、賢さについて、神の知識について聖書から学びたいと願います。

 

本論)「大切な知識」

Ⅰ.「恐れるとはどういうことか」

 「主を恐れることは知識の初めである。愚か者は知恵と訓戒をさげすむ。」(箴言1:7)

このみことばは、箴言全体を貫く中心聖句だとされています。箴言中には9:1015:33にも記されています。(なお詩篇111:10、ヨブ記28:28にもある大切なみことばです)

 このみことばを読むと、このように思われる方も結構いらっしゃるかと思います。「神に怒られないようにしないといけない」。「神を怖がって、びくびくしながら生きることが賢くなるためなのか」と。それで神や教会、聖書から遠ざかる人がおられると非常に残念です。

 でも、そうではないですね。ここでの「恐れる」ということばは「怖がる」という意味ではありません。それは「畏敬」しなさいという意味なのです。すなわち、偉大な人などをおそれ敬うことなのです。皆さんは尊敬する学業の師や尊敬する運動選手、今はオリンピックが行われていますが、オリンピック選手に近づいて写真やサインなど求めようとは思いませんか。そのような思いを神にもつことが、まことの知恵の初めだと教えるのです。

 その証拠に、神の御子、イエスは私たちの罪のために十字架にかかられました。

 ですから、神を怖がり教会や聖書から離れるのではなく、神に畏敬の念を持ち、教会や聖書に親しみ近づいてください。そこから、私たちに必要なまことの知識、賢さが得られるのですから。

 

Ⅱ.「主を恐れる者の道」

 次に主を恐れる者の道が8と9節で教えられています。

「わが子よ。あなたの父の訓戒に聞き従え。あなたの母の教えを捨ててはならない。」

(箴言1:8)

 「わが子よ」とは、当時一般的な先生から生徒への呼びかけですが、これは神から、私たちへの呼びかけなのです。そしてモーセの十戒にもある「あなたの父と母を敬え。」(出エジプト20:12)にも通じるもので、親子の教育についても大切なことを教えています。

 それはこのみことばが子どもの教育には、父的な訓戒という厳しさ、そして母的なことばによる教えという、厳しさと緩やかさの二面性の必要性を教えられるからです。また、お父さん!お母さんだけに子どもの教育を押しつけてはいけませんということも教えられます。

ただ、最近のSNS、新聞やテレビのニュースなどで、親の資格のない人が親となり、子どもが不幸になっていることを見聞きします。ですから、私たちの父なる神が聖書のみことばを通し、御霊の導きの中で私たちを訓戒し、その教えを軽んじてはいけないと、主には受け取るべきではないかとも思わされます。

 しかしどうか、このみことばを正しく親子の教育に生かすためにも、やはり、ご両親がイエスの十字架の救いを受けていただきたいと、心から切に願わされるばかりです。

 

Ⅲ.「愚か者の道の先に待つもの」

 最後に愚か者の道に待つものについて、聖書は教えます。

「利得をむさぼる者の道はすべてこのようだ。こうして、持ち主のいのちを取り去ってしまう」(箴言1:19)と。

 聖書時代のパレスチナにも、人々のいのちや財産を奪う組織的暴力集団がいたようです。聖書にもいくつか記載があります(士師記5:6、ホセア4:2)。今の私たちの時代と変わらないですね。ただ、彼らの自己中心な行いの結果は、その行いが彼らのいのちを取り去るというのです。

 ですから、10節「罪人たちがあなたを惑わしても、彼らに従ってはならない」ことは大切です。さらにイエスも教えられました。「人は、たとい全世界を手に入れても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう」(マタイ16:26)と。

 どうか、悪い誘惑は退け、そしてイエスを信じてください。イエスは祈りも教えられました。主の祈りの中で「私たちを試みにあわせず、悪から救い出してください」と。それが「大切な知識」であり賢さなのです。

 

勧め)「大切な知識」

 現在もコロナにより私たちの生活は脅かされていますが、この2022年度も教会のみことばを掲げていく中で、様々な事があるかもしれません。また、それは皆様のご家族やお仕事においてもそのよう事があるかもしれません。

 しかし、その様な中でも、聖書のみことばから「大切な知識」を学びつつ、御霊の励ましを受けつつ、歩みを止めない一年でありたいと願います。

 

「主を恐れることは知識の初めである。」(箴言1:7)