旧約聖書から神様の愛をあなたへ

福音伝道教団

葛西福音キリスト教会


「選択」

葛西福音キリスト教会説教20220116

1.テキスト「ヨシュア2414-15節」

2.タイトル「選択」

3.中心聖句「ヨシュア2415節」

「私と私の家とは、主に仕える。」

4.本文「選択」

)選択は大事

 選択の語源は仏教用語だそうです。直接的には、悪を取りさり、善をより分け選び出すことでしたが。それが一般化して、一定の立場のもとに、不要なものを捨て、必要なもの、正しいものを選び取ることの意味となったとされます。また本来の仏語の読み方も独特で、浄土宗では「せんちゃく」、浄土真宗では「せんじゃく」と読むそうです。

 私たちは人生の様々な場面で選択をします。軽い意味では、今日の昼何を食べようかとか。人生の大切な場面でも進学、就職、結婚なども選択を行います。人生の選択は大切です。それは、どのバス、列車、飛行機に乗るのかで目的地が変わるからです。お昼ご飯の選択で失敗してもあまり影響はないかもしれません。しかし、人生の大切な選択で失敗してしまうと取り返しのつかないこともあるのです。

 本日のヨシュアの最後の説教、モーセの告別説教とも似ていますが、テーマは「選択」です。ヨシュアはイスラエルの人々に「選択」を迫りました。では、私たちは何を「選択」すべきなのでしょう。

 

本文)「選択」

.「選択とは分水嶺」

 まず、このテキストが私たちに教えるのは、その第一、選択とは分水嶺のような決定的な結果を生むのだということです。日本には、日本列島の背骨とも称される「中央分水嶺」があります。その分水嶺により空から降る雨の水を日本海側と太平洋側に分けています。それと同じように、主なる神様に仕えるのか、それとも他の神々に仕えるのか、どちらの神を選ぶのか。もしくは何を神として仕えるのか。その選択は決定的な選択であり、人生を左右する選択となるのです。

 私は無宗教だと言う人も、この選択から逃れることはできないのです。本当の神様に仕えていない人は、必ず偽りの神様を造り出し、その偶像に仕えるようになるからです。自分のやりたいこと、お金、仕事、地位、知識などが偶像の神となっているのです。

 聖書は無神論者にも指摘します。「ピリピ3:19

「彼らの最後は滅びです。彼らの神は彼らの欲望であり、彼らの栄光は彼ら自身の恥なのです。彼らの思いは地上のことだけです。」と。

 聖書の神様を選び、仕える者だけが生きる価値と意味のある人生を発見し、尽きぬ喜びと永遠のいのちを神様の愛の中に見いだすのです。

 (ですから、イエスの十字架を信じてください。)

 

.「あなたの選択」

 神様は「あなたの選択」を待っておられます。神様は私たち一人ひとりに選択をする自由と権利をお与えになりました。このような言葉があります。人間が創造された目的は、愛です。人は神と愛し合うため、そして人間同士が互いに愛し合うために作られたと。愛は強いられてするのではありません。強いられた愛は真の愛ではないのです。愛は自発的なものです。

 ですから、神様はヨシュアを通してイスラエルの人々に語られました。15節。「もしも主に仕えることがあなたがたの気に入らないなら、川の向こうにいたあなたがたの先祖たちが仕えた神々でも、今あなたがたが住んでいる地のエモリ人の神々でも、あなたがたが仕えようと思うものを、どれでも、きょう選ぶがよい」と。

 皆様には選択を間違えないでいただきたい。イエスの十字架を信じましょう。

 

.「今日、選択しましょう」

 神様はヨシュアを通してこのように語られました。15節。「あなたがたが仕えようと思うものを、どれでも、きょう選ぶがよい」と。私たちは、自分がしなければならない決断を先延ばしてしまう弱さがあります。そして状況に流されてしまう弱さがあるのです。わたしもよく夏休みの宿題を二学期が始まってからやっていました。宿題を先延ばししても何もいいことはありません。

 ですから、今日と言う日に選択を決断する必要があるのです。しかし、ロトのように、神様の救いの御声にもためらってしまうこともあるかもしれません。

 しかし、ヨシュアは「今日」といいました。また「ヘブル4:7」「きょう、もし御声を聞くならば、あなたがたの心をかたくなにしてはならない。」と語られます。私たちには明日と言う日がどういう日かわからないのです。先延ばしせず、みことばが語られた「今日」と言う日に信じて下さい。どうか恵みの機会を逃さないでください。「Ⅱコリ

 6:2」「今は恵みの時、今は救いの日です」なのですから。

 

勧め)「選択」

 

 ヨシュアは15節「私と私の家とは、主に仕える」と言いました。私たちもヨシュアのごとく、はっきりと神様に仕える選択を決めようではないでしょうか。皆様と共に2022年度の葛西福音キリスト教会を中心に神様にお仕えする決心をしましょう。(イエス様の十字架を信じて罪の赦しを受けていただきたいと願います。)