新約聖書から神様の愛をあなたへ

福音伝道教団

葛西福音キリスト教会 説教


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タイトル

不安な人に希望を与える

 

はじめに、今、私たちは大きな不安を抱いて生活しているのではないでしょうか。それはコロナウイルスによる、健康と経済への不安なのではないでしょうか。

 

わたしの知る限り、多くの教会と多くのクリスチャンの間で、世界がコロナウイルスの感染から救われるようと熱い祈りがささげられています。

 

どうか、皆様においても、大変、お辛い状況ではあるとは思われますが、不安に押しつぶされることのないように、耐えていただけますようにとお祈りさせていただいております。

 

また、NHKのインタビューに対して、アイ・ピー・エス細胞で有名な「山中伸弥(しんや)教授」が励ましのことばを視聴者に向けて話されました。 「明けない夜はない。・・・」と。ですから、共に耐え忍びましょうと呼び掛けておられました。 そのインタビュアーのNHKアナウンサーも、このコロナウイルとの戦いを、何キロ走るかわからないマラソンだとたとえていました。

 

ですから、コロナウイルスとの戦いは、なかなかゴールが見えないマラソンのようですが、「明けない夜はない」ということばを胸において、日々の暮らしを耐え忍んでいただきたいと願います。

 

 

初めに、聖書は不安な人に希望を与えることばが詰まっています。

 

そのような、世界中がコロナウイルスの影響で不安を抱かれる人々がいる中、私が本日、皆様に知っていただき、信じていただきたいことは、聖書には不安な人に希望を与えることばが詰まっているということです。聖書にはこのような言葉があります。

  

(マタイ福音書6)

 (32)「あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。」

 (33)「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべて与えられます。」

 

 そのように、神様を信じて大切にする人には、神様が必要なものを備えて下さるのです。だから、安心しなさい。

  

(34) 「だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。」

  

 ですから、毎日の不安な日々が続く中、あす、という、まだ来ていない未来のことを不安に思い悩むよりも、今日という日を一生懸命に生きなさいと教えられています。

  

 本日はこの二つのこと、神様を信じ、神様を大切にして生きる人には必要なものを備えていただけること。またまだ来ていない明日以降の、未来のことを心配して不安になって悩んでいるよりも、今日という日にできることを一生懸命にやること。今日という日を悔いの無いように使い切ることを、皆様にお伝えし、そして神様を信じて生きていただきたいのです。

  

 はじめに、「聖書は不安な人に希望を与えることばが詰まっています。」とお話しさせていただきました。

  

 

次に、神様が信じられない人は、自然の営みを見なさいと聖書は教えています。

 

しかし、皆さんは思われるかもしれません。

 牧師だからこのように言うのだと!必要なのは神様ではないと!

 しかし、イエス様は自然界の生き物の営みを見なさいと勧めます。その自然界の生き物の不思議な営みから神様こそ私たちに必要な存在だと悟りなさいと教えています。

  

(マタイ福音書626)

 「空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていてくださるのです。あなたがたは、鳥よりも、もっとすぐれたものではありませんか。」

  

皆さま、私たちは空を見上げてみようではないでしょうか。鳥は「心配」しているのでしょうか。ただ、一生懸命にその日その時を生きているのではないでしょうか。

 

どうでしょうか。私たちが自然界すべての生き物の営みを見る時に、驚くことばかりではありませんか。この自然は、すべて神様によって創られ、そして守られているのです。ですから、神様がすべての生き物に必要なものを備えてくださっているのです。

  

ただ、誤解を招かないようにお話ししますが、「種まきもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません」とありますが、聖書は怠けることや働かなことを勧めているのではありません。皆様もご承知のように「空の鳥」はいつも忙しく飛び回っています。鳥は一生懸命に生きています。

 

ですから、聖書は今日という一日をどのように過ごすべきか教えています。

  

(マタイ福音書634)

  「だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十分あります。」

   

大切なことは、「心配」して立ち止まり、まだ来ていない未来のことに悩むより、今、やらなければならないことに向き合いなさいというのです。

  今日、取り組まなければならない大切なことが、他にも、あるのではないかということです。そのようなことのために、今日という一日、夢中になって、一生懸命に生きることが大切ではないかと教えているのです。

  皆様、自然界の生き物は神様の守りと恵の中にあるのです。ですから、鳥も「心配」せず、一生懸命に、今日という日を生きることに夢中です。

  どうか、皆様におかれましても、私たち人間を「鳥よりも、もっとすぐれたもの」として愛してくださる神様がおられることを知り、そして信じていただき、私たちもあすという未来ではなく、今日という人を一生懸命に生きていただきたいと願います。

  

 

 最後に、ですから、皆様、不安に押しつぶされそうなとき、神様を信じ、神様を大切にして生きていただきたいと切に願います。

  

ですから、もし皆様が不安に押しつぶされそうなとき、神様を信じて、神様を大切にして生きていただきたいと切に願います。

 

聖書は私たちに教えています。不安な人に希望を与える神様の約束のおことばとして。

  

(マタイ福音書6)

 (32)「あなたがたの天の父は、それがみなあなたがたに必要であることを知っておられます。」

 (33)「だから、神の国とその義とをまず第一に求めなさい。そうすれば、それに加えて、これらのものはすべ

     て与えられます。」

 (34) 「だから、あすのための心配は無用です。あすのことはあすが心配します。労苦はその日その日に、十

     分あります。」

 

 ただ、神様を信じ、神様を大切にして生きるなら、私たちの必要は神様によって必ず、与えられること信じていいただきたいと切に願います。

  神様への信仰と神様を大切にして生活し、人生を歩むことは、必ず、皆様の日々の生活の中において、心配を希望に置き換えることになるのですから。

 

祈りましょう。

        どうか、コロナウイルスの脅威から世界と私たちをお守りください。

        どうか、私たちの健康と暮らしが守られますように。

        また、神様を信じ、そして神様を大切にする心をいただけますように。