新約聖書から、神の愛をあなたへのページ

福音伝道教団

葛西福音キリスト教会 説教


タイトル

イースターおめでとう!

1.聖書個所    「新約聖書 ヨハネの福音書201~22節」

 

2.中心聖句    「ヨハネ2020節」

「イエスは、その手とわき腹を彼らに示された。弟子たちは、主を見て喜んだ。」

 

3.聖書のお話  「イースターおめでとう!」

  ①イースターには教会では、何をするのでしょうか

  お知りの方もいらっしゃると思いますが、ゆで卵を飾りつけて、食べる教会は、結構多いと思います。ゆで卵ではありますが、キリストの復活のいのちを象徴していると言われています。

  

  しかし、イースターは聖書に由来する大切な教会の行事です。 それは、イエス様が十字架に掛かられて、死なれ、墓に葬られましたが、三日目によみがえられました。そのイエス様の復活を記念して、お祝いしているからです。

 

また、いくつかの教会ではイースターに召天者記念会を行います。教会では信仰を持って死を迎えられた方を「神に召された者」、召天者と呼んでいます。その方々のための記念会を持ちます。記念会ではその方々の生前の歩みをしのび、喜びを分かち合うひと時を持ち、お祝いします。

このように、イースターは教会の大きな喜びのお祭りともいえるものです。

 

  ②なぜ、人の死やイエス様の死が喜びのお祭りとなるのでしょうか。

ここで、疑問に思われる方もおられるでしょう。なぜ、人の死や教会で神の御子と信じられているイエス様の死が喜びのお祭りとなるのかと。皆様には、教会のやっていることが理解できないとか。非常識ではないかと批判する方もおられるかもしれません。確かに人の死を執り行う葬儀において、もう地上でお会いすることがかなわない人々との別れは悲しいものです。

 

  聖書にはこうあります。

   「イエスは、その手とわき腹を彼らに示された。弟子たちは、主を見て喜んだ。」「ヨハネ2020節」

 

  これはイエス様が十字架で苦しまれた死に至る傷跡を、弟子たちに見せられた時の弟子たち反応です。イエス様の傷を見て、弟子たちは喜んだと聖書は伝えます。

  なぜ弟子たちに喜びがあったのでしょうか。その傷こそ、イエス様が苦しまれ、十字架の死に至らしめた傷であるのに。

  

  しかし、その傷こそが、イエス様の十字架の死と復活の紛れもない証拠、だれも否定できない十字架の死を通しての復活の事実だからでした。そして、イエス様の十字架の死と復活は、私たちに二つの大きな恵みを与えてくださいました。

 

  ③その一、イエス様が十字架の死から復活することにより、死と悪魔に勝利されたからです。

   

  聖書は教えます。

        「その死によって、悪魔という、死の力を持つ者を滅ぼし、

                   一生涯死の恐怖につながれて奴隷となっていた人々を解放してくださるためでした。」

                                                                       (ヘブル人への手紙214-15)

すなわち、イースターが喜べるのは、イエス様の十字架の死と復活が、死と悪魔を滅ぼしたからです。私たちは、それらからの恐怖から解放されているのです。

 

  ④その二、私たちはイエス様の十字架の死と復活により、新しく生まれるからです。

 

 聖書は教えます。

    「イエス・キリストが死者の中からよみがえられたことによって、

             私たちを新しく生まれさせて、生ける望みを持つようにしてくださいました。」(Ⅰペテロの手紙13)

 

 

このように、生きている私たちは、イエス様の十字架による罪の贖いにより罪を赦され、かつイエス様の復活のいのちに生きる望を持てるように、新しく生まれ変わらしてくださるからです。

ですから、これまでのあなたがどのような人であっても、イエス様の復活のいのちがあなたを新しく生まれ変わらせるのです。自分が好きでない人でも、自分の性格がとか、自分の容姿とか、自分の生まれてきたことが喜べない人でも、イエス様の復活のいのちの恵みで新しく生まれ変われるのです。どうか、イエス様を信じて新しい人生を初めて見ませんか。

 

 

  ⑤ではどうすればイースターをお祝いできるようになるのでしょうか。

 

  第一に、それはイエス様を復活された救い主だと信じることです。

 

 聖書にはこのようにあります。

 「そのとき、先に墓に着いたもうひとりの弟子も入って来た。そして、見て、信じた。」(ヨハネの福音書208)

 

イエス様の死体が納められていたはずの空の墓が何を意味するのかを最初に理解したのは、ペテロに続いて墓の中に入って来た一人の弟子でした。「もう一人の弟子も入ってきた。そして、見て、信じた」と。彼は、イエス様のからだに巻かれていた亜麻布と、頭に巻かれていた布切れとが、最初にイエス様の死体が納められたままの位置にあり、だれも手を触れた形跡がないこと、それに包まれていたイエス様の死体がすっぽり抜けたままになっているのを見て、イエス様が復活されたことを信じました。

このように、復活されたイエス様を信じることです。

 

  第二に、 その信仰を、教会で告白して表明することです。

  

  聖書にはこうあります。

      「もしあなたの口でイエスを主と告白し、

              あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、

                                                あなたは救われるからです。」(ローマ人への手紙109)

 

  このように、あなたもイエス様を信じていることを、教会で信仰告白して明らかにすることです。

 

  最後に、教会で洗礼式(バプテスマ)を受けることです。

 

聖書にはこうあります。

 「バプテスマによってキリストとともに葬られ、

            また、キリストを死者の中からよみがえらせた神の力を信じる信仰によって、

                          キリストとともによみがえらされたのです。」(コロサイ人への手紙212)

 

このようなことで、イースターおめでとう! なのです。

イエス様が十字架に掛かられて、死なれ、墓に葬られましたが、三日目によみがえられました。そのイエス様の復活を記念するイースターをおめでとう!と、お祝いしようではないでしょうか。

 

どうか、皆様には、イエス様を信じていただきたいと切に願います。

そうするならば、あなたは死と悪魔に勝利し、新しい人生を始めることができるのですから。